PES, MUMMY-D Single
「イケイケ・ア・ゴーゴー」
SINGLES 2025.07.11 Release
「PES(RIP SLYME)×MUMMY-D(RHYMESTER) 」の初共演は
ゴーゴーダンスで夏ソング! 君も叫べ「ホエホエ」と!!
PES, Mummy-D「イケイケ・ア・ゴーゴー」
2025年07月11日 Digital Release
Produced by PES, Mr. Drunk
Music by PES, Mr. Drunk
Lyrics by PES, Mummy-D
Arranged by YUricewine
Chorus by MIZUKI
T. Sax, B. Sax & Flute by Yoshihiro Goseki
Recorded by Reinolds Maeda, Gen Makino
Mixed by D.O.I. at Daimonion Recordings
Jacket Design & Illustration by KOHEI KANAKO
「イケイケ・ア・ゴーゴー」配信はこちらから
iTunes Storeほか主要配信サイト、
Apple Music、Spotify、dヒッツほか定額制聴き放題サービスで配信します。
https://ssm.lnk.to/ikeikeagogo
【解説TEXT:高木"JET"晋一郎】
日本語独特の音節や韻といった構造を分析し、ロジカルかつ明晰にラップをグルーヴさせるスキルによって、シーンや後進に大きな影響を与え、「日本語ラップの強さ」を提示してきたRHYMESTERのMUMMY-D。ハイトーンボイスとメロディアスなフロウに基づき、感覚的に言葉をグルーヴさせるラップで、ポップスともつながる音楽性を提示し、「日本語ラップのしなやかさ」を体現してきたRIP SLYMEのPES。ともにビートメイカーとしても活躍する二人が、グループではなく、それぞれのソロとしてタッグを組んだ一曲が「イケイケ・ア・ゴーゴー」だ。
ここで展開されるのは、まさかの昭和歌謡や60'sサイケロック、そして「ゴーゴーダンス」をベースにした、驚きのアプローチ! 曲冒頭のフックから、ノスタルジックなメロディをPESとMUMMY-Dが楽しげにハーモニーで歌い上げ、そのスリリングな組み合わせの妙に、思わず心が弾む。さらに、PESによる“さらに倍”という昭和のTV番組「クイズダービー」の名台詞の引用や、日本の元祖・夏ソングとも言える弘田三枝子「ヴァケーション」を彷彿とさせる“V. A. C. A. T. I. O. N”というワードなど、随所にニヤリとさせられる小粋な仕掛けも散りばめられている。
こうした過去へのオマージュや目配せに加え、ブレイクビーツ感の強いドラムパートや、カラフルに展開する上モノなど、サウンドのテクスチャはしっかりと2025年仕様。昭和から令和へと時代を横断し、統合するような構成が実に見事だ。
そこに乗る二人のラップも、それぞれのスタイルを前面に押し出しつつ、互いの技をぶつけ合うようなスタイル・ウォーズを展開する。同時にそのスキル合戦を心から楽しむような、フレッシュな空気も漂い、MUMMY-Dの歌詞にある “いい歳こいてラップ出来てカッコいいって言われたいの” というフレーズに象徴されるように、二人はその願いを共有し、高め合うことで楽曲の熱量と完成度をさらに引き上げている。
一筋縄ではいかない作品を生み出してきたこの二人のコラボが、過去のノスタルジーと現在の新鮮さを一直線につなぎ、未来への希望を感じさせる構造になっていることには、思わず胸が熱くなる。そして、そうした感情を超えて、タイトル通り老若男女を“イケイケ”にすることは間違いないこの曲は、2025年のサマーアンセムとして響き渡ることだろう。
Behind the Scenes
【Mummy-D コメント】
リップのPES、ライムスのMummy-Dが、長い付き合いの中今更(笑)コラボいたしました。お互いギョーカイでは歴戦のツワモノですが、正直こんなAHOな楽曲になるとは思いもしませんでした。決して聴いてはいけません。AHOが感染ります。ホエホエホエホエ!
【PES コメント】
気付けば出会って三十数年。話せば長〜い事になりますがこの曲でその大体の雰囲気を昭和歌謡風に表現してみました!世界の果てまで、行けるところまで一緒にGo! Go!